興楽園 興楽園では、備前焼の湯呑みやお皿、花瓶や徳利などをメインに制作・販売しております。当窯元は江戸時代から16代続く伝統ある窯元です。現代の生活の中に寄り添い、溶け込むような作品を意識し制作に励んでおります。当窯元の製品を、心安らぐひと時や、大切な人との時間のアクセントとしてお使い頂く事をおすすめします。

備前焼の狛犬(5)岡山県護国神社

備前焼の狛犬(5)

 

古人の備前焼造形物として、見ることが容易な物に「狛犬」があります。

4回目は岡山市中区奥市にある岡山県護国神社です。

 

岡山県護国神社 岡山市中区奥市3-21

 

岡山県護国神社は、旭川の東、東山公園にある神社です。

岡山備前藩の第12代池田章政公が奥羽戦争と函館戦争の戦死者を祭ったのが起源です。

 

駐車場からすぐの鳥居の所に狛犬は坐しています。

右に獅子の「阿像」があります。高さ160㎝ (小出公大 備前焼の狛犬 より)

 

岡山県護国神社 狛犬 阿像
岡山県護国神社 狛犬 阿像

 

小さく口を開いた阿像は、襟毛、尾は深く渦巻きます。尾は体に比べ小振りですが、立派な細工の為かそれを感じさせません。

 

岡山護国神社 狛犬 阿像
岡山護国神社 狛犬 阿像
岡山護国神社 狛犬 阿像
岡山護国神社 狛犬 阿像
岡山護国神社 狛犬 阿像
岡山護国神社 狛犬 阿像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左側の「吽像」は狛犬です。高さ162㎝  (小出公大 備前焼の狛犬 より)

 

岡山県護国神社 狛犬 吽像
岡山県護国神社 狛犬 吽像

 

フサフサと流れる襟毛、いくつかに別れて立ち上がる尾。

阿吽とも立派です。

 

制作は、明治24年(1891年)6月です。

作者は、森栄太郎菅原良明と岡村正義常楽です。

森良明は明治~昭和の名工で、狛犬の多く残している。

岡村正義は、森良明の狛犬に共同制作者として名前が出てくる。

 

 当社は備前藩主池田章政公が、明治2年4月3日御後園裏竹田河原に於て、奥羽戦争戦死者監軍、雀部八郎時宜命を始め34柱の招魂祭を執行し、次で同年6月上道郡門田村幣立山地180坪に社殿と碑石を建て奥羽、函館両戦争戦死者を祭祀されたのが起源で、明治7年3月17日官祭招魂社に列せられ、祭祀並に修繕費共一切官費にて支給された。
 明治11年加納太郎氏等十余人が、幣立山地内社殿建築の工を起こし13年落成。同16年7月社殿を同字内北方高地に移転し、更に塚本芳五郎氏指定寄附1万5千円を以て奥市公園内1440坪に移転。大正4年4月26日社殿竣工。同28日、本殿遷座祭齋行。昭和14年4月1日内務大臣指定と共に岡山縣護國神社と改称、昭和15年11月境内拡張。社殿総改築に着工し、同17年5月竣工。同月25日、本殿遷座祭を齋行。偶々敗戦の結果連合軍の進駐により護國神社に対し殊に干渉抑壓が加わったので昭和21年11月29日操山神社と改称したが講和條約の発行に依り昭和27年7月4日岡山縣護國神社と復称した。
 20年に近い星霜を経て、社殿御屋根の破損甚だしくなり昭和36年3月社殿修復に着工し銅板に葺替竣工。8月25日、本殿遷座祭を齋行。昭和37年10月23日天皇皇后両陛下の御親拝を仰ぎ昭和44年4月3日御創立100年大祭を執行現在に至る。

  岡山県神社庁 HP より

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

参考文献 小出公大著 備前焼の狛犬ーそのユニークな形姿を訪ねるー

 

 

 

 

 

 

 

 

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興楽園

興楽園では、備前焼の湯呑みやお皿、花瓶や徳利などをメインに制作・販売しております。当窯元は江戸時代から16代続く伝統ある窯元です。現代の生活の中に寄り添い、溶け込むような作品を意識し制作に励んでおります。当窯元の製品を、心安らぐひと時や、大切な人との時間のアクセントとしてお使い頂く事をおすすめします。

屋号 興楽園
住所 〒705-0001
岡山県 備前市 伊部 667
営業時間 9:00~17:00
定休日:年末年始のみ
代表者名 木村 茂夫(キムラシゲオ)
E-mail info@kyourakuen.net

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岡山県 備前市 伊部667

0869-64-2064

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