備前焼 優品(7)鶴香炉
鶴香炉 真殿左鶴作
備前焼を初め美術品コレクターの『Hコレクション』より優品を紹介します。 前々回、前回に引き続き、真殿左鶴作の鶴香炉です。 前回に書きましたが、もう一つの鶴香炉をお借りしました。 今回は青備前の鶴香炉です。 |
前二体と同じように1枚の羽根の羽軸から羽枝まで細部まで施され表現されています。 青備前は備前焼と同じ粘土を使うからか(5)の鶴香炉に似ています。 (4)の白備前は寒風の粘土で可塑性・扱いが異なるのかもしれません。 クチバシにある鼻腔もまた尾羽も白備前(4)より備前焼(5)に近いです。 |
火屋の裏に「左鶴」と陶印が入っています。 |
それにしてもこれを作るのにどれだけの時間(そんなことを考えてはいけないのでしょうが) が掛かったのでしょうか。 |
真殿左鶴はあまり知られていない作家です。寡作なのでしょうか。それが3体も手に取り見れたので幸せです。 最後までお読みいただきありがとうございます。 |