古備前 優品(4)旅枕花入
古備前コレクターの『Hコレクション』より優品を紹介します。
旅枕花入
桃山時代の旅枕花入です。
旅の間に用いる枕からの連想で旅枕と称せられるようになりました。
元来、掛花入として作られこの作も環をつける穴が2か所ありますが、現在は埋められ、水指に見立てられています。
焼きは桟切です。桟切は窯の下部で出来る焼きですから、甕とかが多いのでこの作品は珍しいと思います。
無造作のように口縁に巡らして入れられた箆目が全体を引き締めています。
水指に見立てられこの作品には半練(はんねら)と塗蓋が付属しています。
陶印は胴内と底にあります。
高さ178㎜ 口径127㎜ 胴径150㎜ 底径139㎜
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備前焼のオンラインショップ|興楽園
興楽園では、備前焼の湯呑みやお皿、花瓶や徳利などをメインに制作・販売しております。当窯元は江戸時代から16代続く伝統ある窯元です。現代の生活の中に寄り添い、溶け込むような作品を意識し制作に励んでおります。当窯元の製品を、心安らぐひと時や、大切な人との時間のアクセントとしてお使い頂く事をおすすめします。
屋号 | 興楽園 |
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住所 |
〒705-0001 岡山県 備前市 伊部 667 |
営業時間 |
9:00~17:00 定休日:年末年始のみ |
代表者名 | 木村 茂夫(キムラシゲオ) |
info@kyourakuen.net |