備前焼の狛犬(20)片山日子神社
備前焼の狛犬
古人の備前焼造形物として、見ることが容易な物に「狛犬」があります。 20回目は、瀬戸内市長船町土師にある片山日子神社です。 |
片山日子神社 瀬戸内市長船町土師799
岡山県道69号と83号の交差点から東、千田川沿いに800mの所にこの神社は有ります。 備前国神名帳に載る古社で、祭神は片山日子神です。 県道から少し入った所に鳥居がありその中の境内、拝殿前にこの狛犬は座しています。
右に阿形の獅子。高さ95センチ(小出公大 備前焼の狛犬 より) |
少し破損していますが、大きく口を開いています。 小ぶりな尾で、ワラビ状に4つ巻き上がっています。 体の筋肉が多数盛り上がり、その周りをヘラ目で毛を表現しています。
右に吽形の狛犬。高さ95センチ (小出公大 備前焼の狛犬より) |
4本の歯と2本の牙が出っ歯のように見えます。 阿形と同様に体の筋肉が多数盛り上がり、その周りをヘラ目で毛を表現しています。 |
当社は延喜式神名帳に伊勢国鈴鹿郡片山神社と同神とある。
備前国神名帳には従2位片山日子神社とある。往古現在の社地前方の神山に鎮座していたのを、後冷泉天皇、天喜3年(1055)乙未8月、勅により現在の地に遷座したと伝えられている。
明治6年郷社に列格。明治40年1月、神饌幣帛料供進神社に指定された。岡山県神社庁HP より
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参考文献 小出公大著 備前焼の狛犬ーそのユニークな形姿を訪ねるー 相原武弘著 備前宮獅子 |
備前焼のオンラインショップ|興楽園
興楽園では、備前焼の湯呑みやお皿、花瓶や徳利などをメインに制作・販売しております。当窯元は江戸時代から16代続く伝統ある窯元です。現代の生活の中に寄り添い、溶け込むような作品を意識し制作に励んでおります。当窯元の製品を、心安らぐひと時や、大切な人との時間のアクセントとしてお使い頂く事をおすすめします。
屋号 | 興楽園 |
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住所 |
〒705-0001 岡山県 備前市 伊部 667 |
営業時間 |
9:00~17:00 定休日:年末年始のみ |
代表者名 | 木村 茂夫(キムラシゲオ) |
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