興楽園 興楽園では、備前焼の湯呑みやお皿、花瓶や徳利などをメインに制作・販売しております。当窯元は江戸時代から16代続く伝統ある窯元です。現代の生活の中に寄り添い、溶け込むような作品を意識し制作に励んでおります。当窯元の製品を、心安らぐひと時や、大切な人との時間のアクセントとしてお使い頂く事をおすすめします。

備前焼の狛犬(25)素盞嗚神社

備前焼の狛犬

 

25回目は岡山市東区瀬戸町宗堂にある素盞嗚神社です。

 

素盞嗚(すさのお)神社 岡山市東区瀬戸町宗堂1010

 

岡山県の天然記念物指定に「宗堂の桜」という桜があります。

八重桜の一種で、花弁の数が約60枚もあり、花弁の内側の20枚ほどは反転してカール状になっており、非常に豪華に見栄えのする桜です。

 

ここは妙泉寺跡になり、妙泉寺は日蓮宗不受不施派の寺院でありましたが、備前池田藩の弾圧を受け寛文6年(1666年)に廃寺となりました。

廃寺と前後して寛文元年(1661年)にこの素盞嗚神社は再建されました。

 

神社は南面していますが、境内には北側から入るため、拝殿と正面池の間に狛犬は座しています。

 

阿形の獅子。高さ85cm(小出公大 備前焼の狛犬 より

 

素戔嗚神社 狛犬

素戔嗚神社 狛犬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左に吽形の狛犬。高さ89cm(小出公大 備前焼の狛犬 より)

 

素戔嗚神社 狛犬

素戔嗚神社 狛犬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体の大きさに比べて頭が小さく、バランスは良くないように思います。

正面から見て迫力も薄いです。

阿形の巻き毛、吽形の並毛としっかりと作られています。

 

制作年は不明ですが、作者は興楽園友敬となっており、13代木村長十郎友敬(私の曽祖父)と思います。

 

素戔嗚神社

素戔嗚神社

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当社は寛文元年(1661)5月10日再建された。
 創建年代、由緒は不詳。

岡山県神社庁 HP より

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

参考文献 小出公大著 備前焼の狛犬ーそのユニークな形姿を訪ねるー

     相原武弘著 備前宮獅子

 

備前焼のオンラインショップ|興楽園

興楽園

興楽園では、備前焼の湯呑みやお皿、花瓶や徳利などをメインに制作・販売しております。当窯元は江戸時代から16代続く伝統ある窯元です。現代の生活の中に寄り添い、溶け込むような作品を意識し制作に励んでおります。当窯元の製品を、心安らぐひと時や、大切な人との時間のアクセントとしてお使い頂く事をおすすめします。

屋号 興楽園
住所 〒705-0001
岡山県 備前市 伊部 667
営業時間 9:00~17:00
定休日:年末年始のみ
代表者名 木村 茂夫(キムラシゲオ)
E-mail info@kyourakuen.net

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