備前焼の狛犬(26)阿保田神社
備前焼の狛犬
26回目は岡山市東区瀬戸町万富にある阿保田神社です。 |
阿保田(あほだ)神社 岡山市東区瀬戸町万富1989
JR山陽線万富駅の北方約700メートルの所にこの神社は有ります。 この近くに「万富東大寺瓦窯跡」(国指定史跡)があります。 東大寺瓦窯跡とは治承4年に平重衡などの南都焼討によって焼失しましたが、その再建のための瓦を焼いた窯の跡です。その時東大寺の守護神「手向山八幡宮」を勧請し、阿保田神社の起源と言われています。 祭神は阿保田神でその地を守護する地神です。
道沿いの鳥居から長い石段を登り隋身門をくぐった所に狛犬は座しています。
右に阿形の狛犬。高さ84cm(小出公大 備前焼の狛犬 より) |
左に吽形の狛犬。高さ93cm(小出公大 備前焼の狛犬 より) |
襟毛などはヘラで彫り表現しています。パーツを作り本体にくっ付けていく手法でないため少し立体感にかけています。 吽形の狛犬の頭上には角が付いています。 |
作者は木村長十郎友敬で昭和15年の制作です。 |
当社は本国神名帳に「阿保田神社」、山本氏本に「従5位上阿保田明神」と記載してある古社で、備前国式外社128社の一社である。
岡山県神社庁HP より
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参考文献 小出公大著 備前焼の狛犬ーそのユニークな形姿を訪ねるー 相原武弘著 備前宮獅子 |
備前焼のオンラインショップ|興楽園
興楽園では、備前焼の湯呑みやお皿、花瓶や徳利などをメインに制作・販売しております。当窯元は江戸時代から16代続く伝統ある窯元です。現代の生活の中に寄り添い、溶け込むような作品を意識し制作に励んでおります。当窯元の製品を、心安らぐひと時や、大切な人との時間のアクセントとしてお使い頂く事をおすすめします。
屋号 | 興楽園 |
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住所 |
〒705-0001 岡山県 備前市 伊部 667 |
営業時間 |
9:00~17:00 定休日:年末年始のみ |
代表者名 | 木村 茂夫(キムラシゲオ) |
info@kyourakuen.net |