古備前 優品(19)彩色備前 孔雀香炉
古備前コレクターの『Hコレクション』より優品を紹介します。 |
彩色備前 孔雀香炉
彩色備前は江戸時代中期 正徳5年(1715年)に始まった備前焼の一種です。 制作された時期によって、4期に分けられます。 その一期は鉄分の少ない白色系の粘土を使って成形し、日本画の顔料が良く吸着するよう低温で焼成しています。彩色は備前池田藩の狩野三徳をはじめとするお抱え絵師によって行われました。作品はほとんど置物です。この彩色備前孔雀香炉もその一つです。
なお、同じように彩色した備前焼に色備前というものがあります。ただこれは各種の色釉を使って焼成したもので別物です。 |
彩色備前は、表面に日本絵具で色付けしただけなので、色落ちしたりするのですが、これはそれもありません。 |
鶏の足、羽毛、顔と全く細密な仕事・細工です。
サイズを測らないといけないのですが、怖くて定規など当てられませんでした。 木箱の大きさから高さ約40cmと結構大きいです。
この時代備前池田藩から窯奉行が派遣されており、奉行が指導管理をしていました。 底に奉行印と思われる印が手書きされています。
後までお読みいただきありがとうございます。 |
備前焼のオンラインショップ|興楽園
興楽園では、備前焼の湯呑みやお皿、花瓶や徳利などをメインに制作・販売しております。当窯元は江戸時代から16代続く伝統ある窯元です。現代の生活の中に寄り添い、溶け込むような作品を意識し制作に励んでおります。当窯元の製品を、心安らぐひと時や、大切な人との時間のアクセントとしてお使い頂く事をおすすめします。
屋号 | 興楽園 |
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住所 |
〒705-0001 岡山県 備前市 伊部 667 |
営業時間 |
9:00~17:00 定休日:年末年始のみ |
代表者名 | 木村 茂夫(キムラシゲオ) |
info@kyourakuen.net |