備前焼 優品(5)鶴香炉
備前焼を初め美術品コレクターの『Hコレクション』より優品を紹介します。 |
白備前鶴香炉 真殿左鶴
真殿左鶴は明治14年に現備前市伊里に生まれ、日幡正直に陶技を習いました。 毛彫の細工物が得意で、代表作に《鶴香炉》《羽箒に鼠置物》などがあります。 昭和32年没。 |
この白備前の粘土は瀬戸内市にある寒風のものということです。 寒風は7世紀初頭から須恵器が焼かれた備前焼のルーツといえる場所です。
毛彫の細工が得意というだけに細部まで施された1枚の羽根の羽軸から羽枝まで表現されています。 唖然とするとともに焼物屋の端くれとして呆然とします。 |
鶴には4本の趾があります。その内の枝をつかむ後ろを向く第1趾は身体の下になりこのような巣ごもりのような姿だと見えません。そこまで表現しています。
私も細工物を作っていますが、趾など細かいところは細工している間に手の熱で乾燥します。 どのように細工したのか。対処法はあるようですが。 |
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備前焼のオンラインショップ|興楽園
興楽園では、備前焼の湯呑みやお皿、花瓶や徳利などをメインに制作・販売しております。当窯元は江戸時代から16代続く伝統ある窯元です。現代の生活の中に寄り添い、溶け込むような作品を意識し制作に励んでおります。当窯元の製品を、心安らぐひと時や、大切な人との時間のアクセントとしてお使い頂く事をおすすめします。
屋号 | 興楽園 |
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住所 |
〒705-0001 岡山県 備前市 伊部 667 |
営業時間 |
9:00~17:00 定休日:年末年始のみ |
代表者名 | 木村 茂夫(キムラシゲオ) |
info@kyourakuen.net |