興楽園 興楽園では、備前焼の湯呑みやお皿、花瓶や徳利などをメインに制作・販売しております。当窯元は江戸時代から16代続く伝統ある窯元です。現代の生活の中に寄り添い、溶け込むような作品を意識し制作に励んでおります。当窯元の製品を、心安らぐひと時や、大切な人との時間のアクセントとしてお使い頂く事をおすすめします。

備前焼の狛犬(33)天神宮

備前焼の狛犬

 

33回目は、備前市東片上にある天神社です。

 

天神宮 備前市東片上1748

 

国道2号線の宮山トンネルの東300~400mのこ線橋を北に上がってすぐのところにこの神社は有ります。

岡山県神社庁のホームページに記載されておらず祭神、沿革などは不明です。

本来国津神に対する天津神ですが、後の菅原道真を祭った天神信仰の神社でしょう。

前回の履掛神社同様に西日本には天神=菅原道真を祭った神社は多数あります。

 

天神宮と大きな看板、鳥居から数段石段を登った所に狛犬は座しています。

 

右の自然石の上に阿形の獅子。高さ85cm(小出公大 備前焼の狛犬 より)

 

天神宮 狛犬
阿形の獅子
天神宮 狛犬
阿形の獅子 やや後ろから
天神宮の狛犬
阿形の獅子 左前から
天神宮狛犬
阿形の獅子 お顔

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残念なことに多数傷があり痛ましいです。

しかしながら、襟毛など深くきれいに彫り込まれており立派な獅子です。

若干首が長いようです。耳は後ろの垂れ下がる形です。

 

左に吽形の狛犬。高さ90cm(小出公大 備前焼の狛犬 より)

 

天神宮狛犬
吽形の狛犬
天神宮狛犬
吽形の獅子
天神宮狛犬
吽形の獅子 お顔

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流れ垂れる襟毛。6,7に分かれ立ち上がる。バランス良く深く彫り込まれた毛。

バランス良くまとめられています。

 

天神宮狛犬
阿形 下半身
天神宮 狛犬
吽形 下半身

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

両像とも立派な細工です。

焼けも薄くですが胡麻も掛かり、焼け色も備前焼らしく仕上がっています。

制作年、作者とも不明ですが、明治12年前後の作とのことです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

参考文献 小出公大著 備前焼の狛犬ーそのユニークな形姿を訪ねるー

     相原武弘著 備前宮獅子

 

備前焼のオンラインショップ|興楽園

興楽園

興楽園では、備前焼の湯呑みやお皿、花瓶や徳利などをメインに制作・販売しております。当窯元は江戸時代から16代続く伝統ある窯元です。現代の生活の中に寄り添い、溶け込むような作品を意識し制作に励んでおります。当窯元の製品を、心安らぐひと時や、大切な人との時間のアクセントとしてお使い頂く事をおすすめします。

屋号 興楽園
住所 〒705-0001
岡山県 備前市 伊部 667
営業時間 9:00~17:00
定休日:年末年始のみ
代表者名 木村 茂夫(キムラシゲオ)
E-mail info@kyourakuen.net

コメントは受け付けていません。

興楽園 興楽園では、備前焼の湯呑みやお皿、花瓶や徳利などをメインに制作・販売しております。当窯元は江戸時代から16代続く伝統ある窯元です。現代の生活の中に寄り添い、溶け込むような作品を意識し制作に励んでおります。当窯元の製品を、心安らぐひと時や、大切な人との時間のアクセントとしてお使い頂く事をおすすめします。

岡山県 備前市 伊部667

0869-64-2064

0869-64-2864

9:00~17:00
定休日:年末年始のみ