備前焼の狛犬(24)築領八幡宮
備前焼の狛犬
24回目は岡山市東区下にある築領八幡宮です。
築領(ついれう)八幡宮 岡山市東区瀬戸町下741
瀬戸町下の住宅地の東の山に登った所にこの神社は有ります。 JR山陽線瀬戸駅の東にある鉄砲山があり、この神社からのハイキングのコースには高岩経塚(平安時代)や古墳群があります。
祭神は、仲哀天皇・応神天皇・神功皇后となっています。
まず鳥居があり、そこから100メートルほどの所が少し広くなっていて拝殿に向かう石段があります。 |
長い石段を登って社殿を取り囲む塀を入った所にこの狛犬は座しています。 右に阿形の狛犬。高さ67cm(小出公大 備前焼の狛犬 より) |
左に吽形の狛犬。高さ65cm(小出公大 備前焼の狛犬 より) |
この狛犬は、阿形・吽形共に狛犬になっています。 襟毛などが、巻かずに流れるようになっています。
姿も、前足を追って地に着け尻尾は高く上げて、従来の狛犬と異なっています。 毛は房々として大変力感が溢れています。 現代的に作り上げられた狛犬になっています。
作者は小山満男(2代目小山一草)で昭和59年(1984年)制作です。
現在、備前焼の窯は個人所有で小振りになっております。 昔のように高さ1メートルというような狛犬は焼成が難しくなっています。 狛犬制作として最後のころの作品です。 |
当社の創建は文久2年(1862)である。
社格の古事はないが、当地は神宮皇后の三韓討伐の順路にあたり、その古跡が残っている。
三武神の仲哀天皇、応神天皇、神功皇后を勧請して、産土神築領八幡宮と称し、その霊験はあらたかで地方に知 られている。岡山神社庁 HP より
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参考文献 小出公大著 備前焼の狛犬ーそのユニークな形姿を訪ねるー 相原武弘著 備前宮獅子 |
備前焼のオンラインショップ|興楽園
興楽園では、備前焼の湯呑みやお皿、花瓶や徳利などをメインに制作・販売しております。当窯元は江戸時代から16代続く伝統ある窯元です。現代の生活の中に寄り添い、溶け込むような作品を意識し制作に励んでおります。当窯元の製品を、心安らぐひと時や、大切な人との時間のアクセントとしてお使い頂く事をおすすめします。
屋号 | 興楽園 |
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住所 |
〒705-0001 岡山県 備前市 伊部 667 |
営業時間 |
9:00~17:00 定休日:年末年始のみ |
代表者名 | 木村 茂夫(キムラシゲオ) |
info@kyourakuen.net |